【新暦:およそ6月10日~6月15日ころ】
芒種 次候 腐草為蛍(ふそうほたるとなる)
蛍が光りながら飛びかう頃です。
「腐草為蛍」は、昔は腐った草が蛍になると信じられていたことに由来するそうですが、すてきだなと思いました。「腐った草が蛍になるわけないだろう」「昔は解明されてなかったのね」と想像することもできますが、草が腐って川に流れ溶け、虫や微生物たちの養分になっていることまで含めて想像すれば「腐った草は蛍になる」と考えることができます。
とかく、目の前に見えている状況だけを捉えてしまって、早く、かんたんに自分の中で処理するために反応的に決めつけてしまったり、頭に浮かんだことを直ぐに口にしたりしてしまいがちになってしまうことがあるな・・・と、今日の二十六候の腐草為蛍という名称のエピソードを読んで自分を振り返るきっかけになりました。
そして、口癖のようにある言葉を言ってくださった昔の上司を思い出しました。
「口で探すな、目と手で探せ。自分の目に見えていることだけで判断するな、
表も、裏も、横も、底も、360度、全部見まわすだけでなく、高い上空からも見ろ」
これはとても深く広い示唆であったことを年を重ねるごとに感じています。「腐草為蛍」のことばを残した先人たちもそんな示唆を残してくださっているのかも知れないな、と思いました。まだまだ、反省することも多いですが、一つひとつを積み重ねてきたいと思います。
みなさまは、身近な方がくれた心に残る言葉はありますか?
心とからだの健康に寄り添う
テンスタイルヨガスタジオ
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