開催報告:第6期 セルフコミュニケーション講座
いよいよ最終月に
9月から始まりましたセルフコミュニケーション講座も最終月に入りました。今回は、座学やワークショップ、実践を用いた、瞑想、言葉と行動についての講座を行いました。
瞑想とヨガの関係とは?
瞑想というと「ヨガと何の関係があるの?」と思われる方が多いのですが、とっても簡単に言ってしまうと、ヨガは瞑想によって心の状態を整えるためのメソッド(手法)集です。そもそもが瞑想のスキルを身につける、深める、ためのものであり、ヨガのポーズ、呼吸法、瞑想方法のひとつひとつは、瞑想によって心の状態を整えるためのメソッド(手法)の1つです。
逃れられないような苦しみから生まれたヨガ哲学
そのメソッド(手法)は何に基づいているのか、それを知るにはヨガ哲学を知ることが欠かせません。この哲学は逃れられないような苦しみが長く続く時代背景の中で自分の心を救い、鎮め、和らげるための知恵として構築されました。そのため、単に頭で理解するというものではなく実践を通じて理解するものとなっています。近年、海外からも注目されている実践によって実感することを大切にする実践哲学(東洋哲学)です。
セルフコミュニケーション講座が、実践によって学ぶ、ことを大切にしているという所以はここにあります。そして、コミュニケーション講座ではなく、セルフコミュニケーション講座である所以もここにつながっているものです。もちろん、この講座ではヨガ哲学の講座もあり解説をしています。
哲学は楽しいもの
哲学はむずかしいという印象があるようですが、哲学の世界は広く奥深く、ヨガ哲学はたくさんある哲学ジャンルの1つにしかすぎません。哲学は人の数だけあると言われていますのでヨガ哲学だけが特別なものではありませんが、紀元前に確立されたヨガ哲学が長きに渡って暮らしの中で用いられ、現代も多くの人に活用されているという点においては特別な哲学と言えるのではないかと思います。現在でも書物として現存し、多くの人が手にして読み継がれています(Amazonで普通に販売されています)。
セルフコミュニケーション講座を通じて様々な哲学に興味を抱く人も少なくありません。哲学することはじぶんで考えることに他ならず、それは想像の翼を広げ大空を飛ぶがごとく自由で楽しいことですが、考えることは時に苦しみも味わいます。
知恵の習得・習慣化を目指すメソッド
その苦しさは何によってもたらされるものであろうかと考えてみる・・・。その答えは思いのほか身近に、簡単なところに、シンプルなものにある、ということに気づけるようになると、当たり前ですが生き方は大きく変化します。気づけるようになるための知恵として構築されたのがヨガ哲学であり、その知恵の習得・習慣化を目指すためのメソッド(手法)がヨガです。
ヨガ哲学ではありませんが、その理解が難しいとされるドイツの哲学者ニーチェが目指したのも実践的哲学であったと言われています。彼は、自分自身の主人たれ!という言葉を残しています。セルフコミュニケーション講座でお伝えしていることに近いものであり、とても大切な哲学だと思います。
変化を起こすのは
セルフコミュニケーション講座は今期で6期目となりました。これまで、医療系、教育系、サービス業、自営業の方、サラリーマンの方、直接に人とかかわる仕事の方や重責を伴う判断を担っている方など、さまざまな分野・仕事の方々に受講いただいてきました。
じぶんを知り、または、じぶんと出会い、自分を許すことや自分のこだわりを手放した方、新しい挑戦をはじめた方、転職をした方、起業した方、ヨガ指導を始めた方など、さまざまな人生模様が起こっています。じぶんを変えるのではなく、変化するのです。変化を起こすのは、じぶんを知ることからしか始まりません。自分、ではなく、じぶん、を知るのです。それは、なんの鎧兜もつけていない、社会的な立場や役割など何もない、あなた、のことです。あなたはどんな人ですか。それを知る、見つける、出会う、ためのツールを手にしてみませんか。
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心と体が軽くなる:テンスタイルヨガスタジオ
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