「生きるために欠かせない体力」にとって大切な筋肉

【新暦:およそ10月3日~10月7日ころ】秋分 末候 水始涸(みずはじめてかかる)
田んぼの水を抜いて、稲の刈り取りをする頃となりました。
こんにちは。朝晩は冷え込むものの日中は30℃を越える日もあるなど、寒暖差が激しい日々が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?今日は仕事先の兵庫県からブログしています、AKARIです。
熊本はもう殆ど稲刈りが終わっている頃かもしれませんが、こちらはもう間もなく数日で・・といった様子です。わたしは仕事の関係で食に携わることも多いことから、3年前から食について広く学ぶために農家見習いをしています。3回目の稲刈りでは刈り取って乾燥させた稲の籾摺りと袋詰めをするところを習ってきました。機械の操作方法やその仕組みと、昔はどのようにしていたかについても教えて頂きましたが、もう、毎日、毎日、歩くのが辛いほどのプルプル筋肉痛だった私は、つくづく昔の人は体力がすごかったんだなと感じずにはいられませんでした・・・30キロのお米はとっても重かったです!
■生きるために欠かせない体力にとって大切な筋肉
前回はまずは「生きるためには欠かせない体力について」ご紹介をしました。今日からは筋肉が体力にとって大切な要素であることを少しづつ紹介していき、ヨガを活用して筋肉を鍛えたり、ケアしておられる皆様が健康にとっていかに価値があることに取り組まれているのかを知っていただける機会になればと思っています。
■筋肉の3つの種類
みなさんは筋肉と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?写真のようなイメージをする方が多いかもしれません。筋肉を鍛えましょうとお伝えすると「ムキムキにはなりたくないんですけど・・」と言われることがありますが、そういう場合はこの写真のような状態になる

ことをイメージされている方が殆どです。もちろん、こちらも筋肉にちがいありませんが、3つある筋肉の1つの種類である「骨格筋(こっかくきん」と呼ばれるものです。
筋肉には下図のような3つの種類があります。(図:中外製薬WEBサイトより)

https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/karada020.html
先ほどのムキムキの写真は「からだを動かす筋肉、骨格筋(こっかくきん)」です。この骨格筋は、意思で動かすことができるので「随意筋(ずいいきん)」とも呼ばれます。ほかに「血管や胃や腸などの消化管、膀胱や子宮など臓器の壁に存在する筋肉、平滑筋(へいかつきん)」と「心臓を動かし血液を全身に行き渡らせる筋肉、心筋(しんきん)」があります。平滑筋と心筋は、意思で動かすことができないため、先ほどの「随意筋(ずいいきん)」(骨格筋)に対して、「不随意筋(ふずいいきん)」と呼ばれます。
整理すると下図のようになります。(図:国立研究開発法人国立がん研究センターより)


https://ganjoho.jp/public/cancer/rhabdomyosarcoma/print.html
骨格筋と心筋は「横紋筋(おうもんきん)」という横縞(よこじま)模様のある筋肉として分類することができます。一方の平滑筋は横縞模様はありません。
■かんたんまとめ
・生きるために欠かせない体力において筋肉は大切な要素の1つ
・筋肉を機能で分類すると3つの種類がある
・からだを動かすことができる骨格筋
・血管や消化管など内臓の壁にある平滑筋
・心臓を動かして血液を全身におくる心筋
・筋肉は自分で意思で動かせる筋肉と動かせない筋肉がある
・自分の意思で動かせるのは随意筋
・自分の意思で動かせないのは不随意筋
今日は筋肉の3つの種類、筋肉は身体を動かすだけでなく、心臓や血管、胃や腸にも存在している、というところまで紹介しました。ヨガをすることはこれらの筋肉にどのような働きかけができるのでしょう。そのためには骨格筋についての紹介が欠かせません。次回は骨格筋について紹介したいと思います。
ちなみに、これら全ての筋肉にとって運動で鍛えることだけでは健康づくりには事足りません。食べること、そして、眠ることもとても重要です。食べることにおいては感心が高い方が多く、テレビなどでもよく紹介されているのでタンパク質やアミノ酸が重要なことをご存知の方も多いですが、見落としされがち、もしくは犠牲にしがちな「睡眠」はもっともっと大切ではないかと思っています。
本日はありがとうございました。
秋の夜長とはいいますが、どうか睡眠は大切になさってくださいね。
TORINOMEWORKS AKARI(健康運動指導士×認定心理士)
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